2006年12月15日
建玉方式と値洗い方式はどっちがいい?
建玉方式と値洗い方式(インターバンク方式)
取引会社によってポジション管理の方式が違い、それを使うユーザーも試行錯誤のようです。一般的(インターバンクでは)に為替取引は、建ち・落ちの区分はなく、売りか買いしかありませんから、値洗い方式が正しいといえば正しいのかもしれません。
しかし、日本ではインターバンク方式は根付きませんでした。FX取引はもともと商品先物取引業者が手掛けたことも関係していると思いますが、インターバンクの慣習にのらず、商品先物の建玉方式が導入されたことが一因に思えます。
個人投資家として考えてみても、値洗い方式はわかり辛く、個別のポジションを管理したほうが、概念的なものを覚える必要もないので受け入れやすかったのでしょう。
また今後業者との結びつきが強くなるであろうブロガーとしてみれば、ブログを更新するときなど、約定日、約定レートが建玉として常に把握できたほうが記事を公開しやすいということもあると思います。
そこで考えてみました。
どっちのほうがいいのだろうか?
僕は値洗い方式に軍配が上がると思います。(技術のある人はどちらでもいいと思います)どうしてそう思うかというと、建玉方式で取引をするとき、ユーザーは口座資産で運用成績を見ようとします。しかし値洗い方式では有効証拠金(有効資産:今すべて決済したらいくら返金できるか)で運用成績を見るようになります。この違いが売買に大きな影響を与えてくると思うのです。
たとえば、建玉方式でトレードしていて、口座資産は100万円、ドル/円に10万の含み益がありユーロ/円に20万の含み損があったとします。こんなときドル/円を先に決済するトレーダーはとても多いと思いますし、できることならユーロ/円は含み益に転じるまで目を瞑っていようと考えるはずです。
では値洗い方式ではどうかというと、ロールオーバーしてしまえば口座資産は90万円、ポジションは値洗い(評価計算したレート:いまだと朝7時のレート)されていますから、含み損、含み益の概念がなく、今後伸びそうなペアを残そうとし、そうでないものを決済しようとするはずです。
これはトレード日数がたてばたつほど大きな違いとなって現れてくるような気がします。例えばGFTやくりっく365のような値洗い方式の業者を利用していて、連戦連勝のブログを更新している人を見たことありますか?いたら本物です。
いたとしたらデイトレーダーでスイングトレーダーではまず無理でしょう。スイングではポジションを持ち越すために、前日と当日の同時刻の有効証拠金を比較して常に前日を上回っているようなことは神業に近いと思うからです。
前日・当日同時刻の有効証拠金と、売り・買いの全売買を示して常に前進しているなら相当取引に熟知されていて、優秀なトレーダーなのだと思います。(僕もそうなりたい)
こう考えると、日々評価替えする値洗い方式のほうが、余計な雑念(プラス玉だけ決済していくような)が湧かずに、各通貨ペアの方向性を見ていくことができるようになると思うし、それが勝てるようになる近道にも思えます。
伝説のデイトレーダー南緒氏は言っています。
「今日勝っても、明日勝っても、今年一年負け無しでも、来年早々一発で持っていかれる可能性のあるトレードはトレードとは言わない」
ストップロスを制するものがトレードを制す
多分値洗いされるのは損切りされるようで忍びないのでしょう。余談ですが、日本のトレーダーは世界で一番ポジションを繰り越すといわれています。FX人気の火付け役がスワップ派だったということも関係があるのかもしれません。
ただ海外では(海外が偉い訳ではないけど)「ポジションを繰り越す(ロールオーバーする)こと自体がリスク管理ができていない」と考えられているようですよ。
絶対儲かる方法:両建てして、プラスのポジションだけ決済する。そうすれば常に連戦連勝です。ただ「帳尻プラスで銭足らず」にならないよう気をつけましょう(笑)