2005年10月22日

信託保全は安心か?

レフコ事件について、昨晩通行人さんより貴重なコメントを頂きました。
以下に引用させていただきます。
今日のウォールストリートジャーナル紙に、レフコ不祥事がニュースで流れた翌日(火曜日)には、顧客が証拠金(等、顧客の資産)の45%を引き出したと書いてありました。決算書が信用できない金融会社にお金を預けたまま「どうなるのかね〜」なんて構えている日本人は、かなり愚かです。

信託保全を「鬼の首を取ったかのように」強調するのも問題です。信託契約を結ぶのは「業者と信託銀行」であって、「自分と信託銀行」ではないからです。業者が破綻したときに証拠金を本来の持ち主に返還する手続きは・・・誰も知らないでしょ。信託銀行にとり直接的な交渉相手は業者であり、実は私たちではないのです。

実は信託保全契約に伴う手数料があるのですが、かなり高いらしいです。100万円当たり2〜3万円かかると聞いています。また信託財産を預け入れるとき、取り崩すときも大きな手数料がかかります。即ち企業にとっては大きな負担となり、そのしわ寄せは当然顧客にくる訳です。



現在信託保全をうたった取引会社は、業界大手、準大手の会社で、ともに積極的な情報開示に勤めています。業界の健全化へ向けて大きな役割を担っているといえるでしょう。しかし顧客サイドからみれば手数料の高さは大きな壁となっているのも事実です。

売り買い往復20銭というのは安いようですが、売買の回転を上げていくと預け入れ証拠金に対してかなりのウエートを占めてきます。(スワップ狙いの長期ホールダーは別です。)実際信託保全を導入している業者さんの手数料は高いですよね?

FX取引が盛んになり各種の社会問題を引き起こしているなか、信託保全を導入することは、顧客を導入するにあたってはかなり有効な手段ではないかと思います。安心を手数料で買ったと思えば安いものですから。

しかし業界の第2ステージ(金融庁の登録申請期間後1月より)から更なる生き残りをかけて信託保全を導入し、企業負担が祟って倒産・・ということがないようにしてもらいたいものです。

FX市場の預かり資産は3000億円弱といわれていますが、5年、十年すれば10倍の規模になってもおかしくないのではないでしょうか。シェア獲得に向けて熾烈な競争が繰り広げられるものと思われますが、僕が今ここでPCの前で色々な情報収集できるように、顧客もバカではありません。


ブログを通じて色々な方から御意見を頂き、とても感謝しています。情報交換の場があるというのはこんなに便利なんですね。賢い消費者となれるように今後も皆さんからのお便りお待ちしています。
▼信託保全を導入している主な会社▲
・FXCMジャパン
・マネースクウェア・ジャパン
・外為どっとコム
・FXプライム
・外貨EX
※2005年10月22日現在
ほかにもあったら教えてください。


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